いつまで続くのだろう

「母が病気の娘を放置して死なす」この新聞記事を見て私はあることを思い出す。
小5の年末、40度の熱が出て苦しんだことを。年末でお手伝いさんもお休みしていて、母も仕事と飲み会でほとんど家に帰ってくることができず、一人で過ごしていました。飲み物、食べ物がほしくても自分で何とかしなければならない。苦しいと言っても誰もいない。夜中にやけに鼻水が出るなとティッシュで鼻をかんで、朝明るくなって見てみると真っ赤に鼻血のついたティッシュが散乱していたことも。1週間がたち、お手伝いさんが来て病院に連れて行ってもらい1週間点滴の毎日。インフルエンザだった。
死ぬほどではなかったけれど、このような報道を耳にするたびにフラッシュバックしてつらい気持ちになる。
この年齢になっても。
何時まで続くのだろう。気持では母を許しているはずなのに、なぜ思い出して嫌な気持ちになるのだろう。
そんな自分の小ささが嫌になる。